VIO脱毛って何？

VIO脱毛とはビキニラインや陰部など、デリケートゾーンの脱毛のことです。

VIOはVライン、Iライン、oラインを示す言葉です。

Vラインとはデリケートゾーンの上部や足の付け根、ビキニラインを含めた範囲を指します。お店によってはデリケートゾーンの上部をvライン、陰部や足の付け根にあたる箇所をYラインと区別しているところもあります。自分で見える部分なので、毛量や形を整えているという女性は多いです。

Iラインは大陰唇の周辺からOラインにかけての範囲を示します。ちょうどパンツをはいたときにクロッチが当たる部分と考えるとわかりやすいでしょう。Iラインは非常にデリケートなうえ、鏡などを使っても自分では見えにくく、自己処理が難しい部分です。ただし、大陰唇の内側の粘膜や、小陰唇の脱毛はしていない店舗もあります。どこからどこまでが「Iライン」に含まれるのかは、サロンやクリニックによって微妙な違いがあるので、施術を受ける前にあらかじめ範囲を確認しておくと安心です。

Oラインは肛門の周辺にあたります。OラインもIラインと同様に自分で見ながら処理をするのは困難なため、いつの間にか毛がたくさん生えていたり、お手入れをしても処理が甘かったりします。ちなみに、Oラインとされているのはあくまで肛門付近だけで、お尻全体ではありません。

VIOゾーンの範囲や境目は、脱毛を経験したことがない人にとっては区別がつけにくいでしょう。また、お店によってはVIOゾーン全体を処理するプランもあれば、パーツが細かく分かれているプランもあります。VIO脱毛を考えているのであれば、脱毛したい範囲をしっかりと確認しておきましょう。

VIO脱毛をする女性の割合

VIO脱毛に興味があっても、場所が場所だけに人に相談するのは勇気がいるものです。

実際にどれくらいの人がVIO脱毛をしているのか気になっている人も多いでしょう。

実は、女性のうち半数以上が何らかの手段でデリケートゾーンのムダ毛を処理しており、何のお手入れもしていないという人はむしろ少数派です。

しかも、ムダ毛を処理しているという人のうち75%は、サロンやクリニックでVIO脱毛を経験しています。

これほどVIO脱毛が一般的になりつつあるのは、自己処理の手間が省けるという以外にも、さまざまなメリットがあるからなのです。

まず、脱毛を行うことでデリケートゾーンのニオイが軽減されます。デリケートゾーンがにおうのはさまざまな原因がありますが、排泄物や経血、オリモノなどがムダ毛に付着してしまうのも大きな要因のひとつです。ムダ毛を処理することによりデリケートゾーンに汚れがつきにくくなり、ニオイも気にならなくなります。

また、生理中も蒸れにくくなるので、不快感が緩和されます。さらに、アンダーヘアが下着や水着からはみ出す心配がないので、海や旅行に行く前に焦って処理する必要もありません。これまでアンダーヘアが気になって、着るものが制限されてしまっていたという人も、VIO脱毛をすることにより堂々と自分の好きなファッションを楽しめるようになります。

VIO脱毛をしてパートナーに喜ばれたという人もいます。

アンダーヘアを処理すると目に見えてスッキリするだけでなく、デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなります。そうすると、性感染症のリスクも減るので、女性だけでなく男性にとってもメリットが大きいのです。

ただし、アンダーヘアの形にはそれぞれ好みがあるので、パートナーのためにVIO脱毛を検討している人は、脱毛する範囲や毛量を慎重に検討しましょう。

自己処理よりも脱毛クリニックが安心な理由

わざわざプロに脱毛をお願いしなくても、自分で処理したほうが手軽でコストもかからないと考える人もいるでしょう。

しかし、アンダーヘアの自己処理はメリットよりもリスクが大きく、できれば避けるべきです。

まず、デリケートゾーンの皮膚は非常に敏感で、カミソリや毛抜きでお手入れをすると簡単に傷ついてしまいます。自己処理を繰り返すことによりダメージを受け続けた肌は、角質を厚くしたり、メラニン色素を過剰に生成したりするなどの防衛反応を示します。

デリケートゾーンは体の中でも特にメラニン色素ができやすい箇所で、ちょっとした刺激でも黒ずみや色素沈着を起こしやすいのです。一度メラニン色素が定着してしまうと、一朝一夕では改善できません。

さらに、肌荒れや炎症などのトラブルを起こす可能性があります。

デリケートゾーンは常に下着に包まれているうえ、適度な温度と湿度が保たれており、雑菌が繁殖しやすい環境です。自己処理によりついた傷から雑菌が入りこむと、外陰炎や膣炎などの原因にもなりかねません。ニオイやかゆみを生じることもあるので、自己流の処理は大変危険です。

安全に、かつ効果的にアンダーヘアを処理するなら、脱毛クリニックに任せるのが一番安全です。

VIO脱毛は脱毛サロンやエステサロン、または美容皮膚科や脱毛専門のクリニックで受けられます。

医療機関よりもサロンのほうが比較的安価で脱毛できますが、VIO脱毛に関しては、クリニックで受けたほうが効果的です。サロンで導入している光脱毛は出力が低く、ほとんど効果がでない場合も少なくありません。

基本的な料金は安価でも、何度も施術を繰り返すうちに更新料や延長料金などがかさみ、予算をオーバーしてしまう可能性もあります。

一方、脱毛クリニックで受けられる医療レーザー脱毛は、光脱毛よりも出力が高く、アンダーヘアも効果的に処理できます。施術回数も少なく済むので、結果的にサロンよりも安く短期間で脱毛が完了します。

また、デリケートゾーンは非常に刺激に弱いため、施術中や施術後にトラブルが起きないとは言いきれません。万が一何らかのトラブルが起きたとしても、クリニックなら医師が迅速に対応してくれます。

デリケートな箇所だからこそ、安全性の面でも脱毛クリニックがおすすめです。

vio脱毛の全体の流れは？

いざvio脱毛にチャレンジしようとしても、何をするべきかわからなくて不安に思っている人もいるでしょう。スムーズに施術を受けるためにも、事前に脱毛までのおおまかな流れを知っておきましょう。

最初に脱毛をお願いするクリニックを決め、予約を入れます。

初診はカウンセリングや契約の時間も含めて1時間以上かかることもあるので、なるべく他の予定がない日に予約を入れましょう。予約した日時にクリニックを訪れたら、いきなり施術を始めるということはありません。

まずは診察やカウンセリングから始まります。

脱毛したい箇所や料金プランについて相談するのはもちろん、脱毛にあたって疑問や不安があれば、初回のカウンセリング時にできるだけ質問しておきましょう。医師の診察を経て、問題なくVIO脱毛を受けられると判断されたら、契約に移ります。クリニックによっては希望すれば契約直後から施術を受けられる場合もありますが、初めてVIO脱毛をする人は後日に改めて施術日の予約をとったほうがいいでしょう。

なぜなら、施術の前にアンダーヘアを自分で処理する必要があるからです。自己処理を忘れてしまうと剃毛料金が追加される場合があるので、念入りに処理しましょう。

2回目の来院時からいよいよ施術が始まります。

ただし、当日に生理が来てしまった場合は、施術を受けることができません。予約を入れる際は、生理周期がかぶらないように気をつけましょう。施術時の格好や姿勢はクリニックによって違います。裸にバスタオルを巻いただけの場合もあれば、紙ショーツや専用のTバックをはく場合もあります。

いずれにしても服は脱ぐ必要があるので、着替えやすい服装を選びましょう。

施術時間はVIOライン全体ならおよそ30分ほどです。Vライン、Iライン、Oラインのいずれか1カ所であれば、10分程度で終わります。Vゾーンだけはレーザーを当てる範囲やアンダーヘアの形を相談しながら施術を進めていくので、人によっては時間がかかることもあります。

施術後はそのままにするのではなく、しっかりとアフターケアをする必要があります。レーザーを当てた箇所をしっかりと冷やし、ジェルやローションで保湿を行います。人によっては赤みや腫れが生じたり、ヒリヒリとした感覚が残ったりすることもあるので、違和感があれば遠慮せず申告しましょう。

アフターケアを終えたら着替えを済ませ、次回の施術日を予約しましょう。予定がわからなければ、後日改めて予約の連絡をしてもかまいません。

メイクや髪形を直すためのパウダールームがある医院や、お茶を用意してくれる医院もあるので、なるべくリラックスして気持ちを落ち着けてから帰宅しましょう。

VIO脱毛が初めてでもばっちり！

VIO脱毛は多くの女性が受けており、決して難しいことでも特別なことでもありません。

昨今ではネットから多くの情報が得られるため、初めての人でもVIO脱毛についての知識や施術の流れを簡単に知ることができます。

ホームページから手軽に予約ができるクリニックも多いので、「まずは相談だけでも」という楽な気持ちで足を運んでみましょう。