毛と色素沈着の関係は?色素沈着の原因から解消法まで解説
2020.08.28
目次 通常、このように生成されたメラニンは、肌の新陳代謝によって排出されます。しかし、ターンオーバーが乱れている場合、新陳代謝がうまくいかず、肌に余分なメラニンが蓄積してしまいます。その結果、色素沈着ができてしまうのです。 女性の大敵とも言える色素沈着。それでは、どのような原因で色素沈着が起きてしまうのでしょうか。色素沈着を引き起こす主な原因には、以下のようなものが挙げられます。 色素沈着を招く大きな原因のひとつが「摩擦」による肌への刺激です。特に、脇やvioゾーンは衣服との摩擦が生じやすいといわれています。これらの部位は常に衣類との摩擦が生じやすく、肌にとって大きな負担になってしまいます。すると、その刺激に反応してメラニンが過剰に生成され、結果として色素沈着が発生してしまうのです。また、衣類による摩擦以外にも、肌に刺激を与える要因はたくさんあります。 なかでも、注意したいのは「身体を洗うときの刺激」です。お風呂に入って身体を洗うときに、タオルなどを使う人も多く見られます。このとき、タオルでゴシゴシと力強く肌をこすってしまうと、大きな負担を与える原因になるため注意が必要です。このような洗い方を続けた場合、通称「摩擦黒皮症」と呼ばれる色素沈着を引き起こすおそれがあります。 普段何気なく行っている脇や足などの「ムダ毛の自己処理」も、色素沈着や赤みなどの肌トラブルを招く原因のひとつです。特に、注意したいのは「カミソリ」による自己処理です。安価で手軽に購入できるカミソリは、自己処理のときに活用する人も多いアイテムと言えます。しかし、カミソリによる自己処理は肌に直接刃が当たり、ムダ毛だけではなく角質まで削り取る原因につながります。すると、肌にダメージが加わるおそれがあるのです。自己処理専用のカミソリやシェーバーを使っている場合でも、どうしても肌への刺激は避けられません。 また「毛抜き」を使っている場合も同様です。毛抜きは使い方によっては「毛嚢炎」「埋没毛」などのトラブルを起こす大きな要因となるため注意しましょう。こうした直接肌を刺激するような自己処理は、極力避けることが肝心です。 肌が色素沈着している場合は「自分でも脱毛施術を受けられるのだろうか」と不安になる人もいるかもしれません。結論から言うと、色素沈着している肌でも医療レーザー脱毛を受けることができます。 そもそもレーザー脱毛とは、照射した熱によってメラニンが反応する仕組みを利用した脱毛施術です。この熱エネルギーは、皮膚のメラニンの密度によって脱毛の仕上がりに差が出ます。毛根のメラニンと競合するほどのメラニンが皮膚にあるという場合でなければ、色素沈着があっても基本的には施術を受けられるため心配いりません。きちんとカウンセリングで肌の状態を見て対応してもらうことができます。 肌の色は人によって異なり、なかにはもともと色が濃いケースもあるでしょう。このような場合も、肌の色を問わないニードル脱毛を受けたり、肌の色によってレーザーの波長・出力などを変えられるクリニックを選んだりする手もあります。さまざまな選択肢があるため、専門家に相談してみると良いでしょう。 人によっても異なりますが、医療脱毛を受けるとシミや色素沈着が気になりにくくなるケースもあります。ただし、これはあくまでも医療脱毛そのものというわけではなく、医療脱毛によって「自己処理の必要性が低くなる」ことが主な理由と言えます。これは、自己処理の必要性が低くなるとカミソリや毛抜きなどを使う機会が少なくなり、肌を傷つけるリスクを減らせるためです。自己処理をひんぱんに行わずに済むぶん、色素沈着を招くリスクを減らせます。 また、医療レーザーのなかでも「アレキサンドライトレーザー」はシミ治療にも使われているもので、肌のくすみを防いで明るい印象に見せられることが期待できます。色素沈着を何とかしたい人は、このレーザーを活用してみるのも良いでしょう。 気をつけていても色素沈着が起こってしまうこともあります。色素沈着にはどのように対処すべきか、具体的な方法についてチェックしていきましょう。 スキンケアとしては「紫外線対策」および「保湿」を徹底して行うのが大切です。特に、日々のスキンケアはやり方を間違えると、肌に大きな負担を与える原因になり得ます。肌は非常にデリケートであるため、使うスキンケア用品にも気を配りましょう。洗顔時はクレンジングオイルなどの刺激が強いものはなるべく使用を避け、肌への負担が少ないものを選ぶのが基本です。メラニンの生成を防いで停滞させないよう、日常生活のなかで身体の内側と外側の両方からアプローチすることが重要になります。 色素沈着を防ぐためには「紫外線対策」をきちんと行うことが肝心です。紫外線は肌にとって大きな刺激となります。さらに、すでに色素沈着している箇所への刺激にもなり得るため注意が必要です。特に、脱毛期間は肌が敏感な状態となっているため、紫外線対策を徹底する必要があります。夏場は「顔」「二の腕」「膝」「ひざ下」などが影響を受けやすいため気を付けましょう。 紫外線対策としては「日焼け止めを塗る」「日傘をさす」などが基本です。日焼け止めは肌に合うものを選ぶと良いでしょう。刺激が少なく、肌に優しい成分でつくられたものだと安心です。なお、紫外線は夏だけではなく、一年を通して降り注いでいるため油断は禁物です。季節を問わず、しっかりと紫外線対策を行うよう意識しましょう。 前述したように、ムダ毛の自己処理は色素沈着を招く大きな原因になり得ます。そのため、色素沈着を防ぐためには、なるべく自己処理を行わないことが重要です。特に、カミソリでの自己処理は肌への負担が大きいため避けるようにしましょう。 肌が若いときは、カミソリで自己処理をしても「問題ない」「色素沈着は起きていない」と考える人もいるかもしれません。しかし、影響が明らかになっていなくても、肌へのダメージは少しずつ蓄積していきます。間違った自己処理を続けると、やがてダメージが「色素沈着」として目に見えてわかる形で明らかになるおそれがあるため注意しましょう。脱毛による色素沈着のメカニズム
脱毛と色素沈着の関係性を理解するためには、まず「色素沈着のメカニズム」について知ることが肝心です。肌は日常生活を送るなかで、さまざまなものから刺激を受けています。例としては「紫外線」「摩擦」「ホルモンバランスの崩れ」などです。これらの刺激が肌に届くと、それらから皮膚を守ろうとして「メラニン」という色素が生成されます。このメラニンこそが、肌が黒ずんで見える要因なのです。わかりやすい例として「日焼け」が挙げられます。日焼けをしたあとの肌は、紫外線によって軽いやけど状態になっています。やけどから肌を守ろうとしてメラニンが生成された結果、肌の色が茶褐色に変色するというメカニズムです。色素沈着の原因
摩擦による刺激
自己処理
色素沈着している肌でも脱毛可能?
レーザー脱毛で色素沈着は改善可能?
色素沈着の解消法
ターンオーバーの正常化
色素沈着の予防と解消の2つの観点から重要だと考えられているのが「ターンオーバーの正常化」です。なぜなら、体内に存在するメラニンを排出するためには、正常なターンオーバーが欠かせないためです。ターンオーバーを整えるためには「睡眠」「栄養」「スキンケア」という3つの要素を意識することがポイントになります。まず、睡眠に関しては「1日7時間」は寝るようにしましょう。特に「午後10時~午前2時」は熟睡できるようにスケジュールを組むことが大切です。速やかに良質な眠りにつけるよう、寝る前に部屋の電気を暗くしておくのもおすすめです。栄養としては「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」さらに「ビタミンC」「ビタミンA」「ビタミンE」を積極的に摂るよう心がけましょう。それ以外にも、「ミネラル」「食物繊維」を定期的に摂取するのが肝心です。栄養バランスを考えた食生活を意識することが求められます。紫外線対策
剃刀でのムダ毛処理をやめる
脱毛に不安がある場合は脱毛サロン・クリニックに相談を!
大切な肌を任せることになるからこそ、脱毛に関しては色素沈着をはじめとした、さまざまな不安や悩みが生じるものです。こうした悩みは抱えたままにせず、事前に専門家との対話を行い、きちんと解消したうえで脱毛に臨むことが大切です。アリシアクリニックでは対話や信頼関係を重要視しており、安心して通えるようにサポートいたします。興味のある人はぜひご相談ください。