光脱毛とは何が違う?医療レーザー脱毛の仕組みや特徴!
2018.03.09
しかし、脱毛サロンの光脱毛やクリニックの医療レーザー脱毛の違いが分からなかったり、肌への影響を心配している人も少なくないのではないでしょうか。 結論から言うと、医療レーザー脱毛の方が短期間で効果を得やすく、医師・看護師がいるので万が一、トラブルがあった場合も安心です。
ここでは、脱毛の基本原理や仕組みを理解し、どんな点で医療レーザー脱毛が優れているのかを紹介します。
脱毛をしようかどうか悩んでいる人や、脱毛をしようと決めたけれども脱毛サロンに行こうか、クリニックに行こうか迷っている人は必見です。面倒くさい自己処理からも解放されて思い切って肌を見せられるよう、そして、安心して脱毛を受けられるように医療レーザー脱毛について理解を深めてみてください。
目次
医療レーザー脱毛の仕組みって?
医療レーザーでは、単一波長の出力の高いレーザーを使うのが特徴です。
そのため、毛母細胞と毛乳頭という毛を作る細胞を破壊またはダメージを与えることができ、半永久的な脱毛効果が期待できます。
その仕組みは、まず毛母細胞や毛乳頭に黒い色に反応するレーザーを当てると、メラニン色素がレーザーを吸収します。そして、吸収されたエネルギーは熱へと変換され、毛母細胞や毛乳頭にダメージを与えるというものです。
しかし、ダメージを与えることができるのは、成長期の毛だけです。
通常、体毛は成長期、退行期、休止期とよばれる3つの周期を繰り返しています。成長期は毛が伸び、退行期には毛が抜け落ち、休止期は毛を作らずに休んでいる状態です。
そして、皮膚の表面に出ている毛は、成長期と退行期の一部の毛で、体に生える毛の3分の1程度です。医療レーザーによる脱毛は、この体に生えた3分の1の毛にしか効果がありません。
それというのも、退行期で抜け落ちた、または、休止期で毛が生えておらずメラニン色素がない毛穴にはダメージを与えることができないからです。そのため、医療レーザーでの脱毛処理は毛周期に合わせて何度か行う必要があります。自分の毛周期に合わせて処置をすることで、効率よく脱毛することができるでしょう。
医療レーザー脱毛の種類
医療レーザーには大きく分けて3種類あります。
1つ目は、ダイオードレーザーで、色素の薄いうぶ毛にも比較的効果がでやすいという特徴があります。脱毛機によっては、レーザー照射の際に肌を吸引することで痛みを感じにくくしている機器もあります。
2つ目は、アレキサンドライトレーザーです。シミ取りにも利用されるレーザーで、美肌効果が期待できるという特徴もあります。レーザー照射とともに冷却ガスを吹き付けて痛みを軽減してくれるため、痛みもあまり感じません。
3つ目は、ヤグレーザーです。医療レーザー脱毛の中では一番長い波長のレーザーのため肌の奥までとどきます。そのため、太いしっかりとした毛に効果を発揮し、Vゾーンなどの脱毛に向いています。しかし、太い毛の処理は細い毛に比べて痛みを感じやすい傾向があります。そんなときには麻酔麻酔を提供してくれるクリニックもあるため、無理せず相談してみるといいでしょう。
このように、レーザーの種類によってさまざまな特徴があるため、自分の肌質や脱毛したい箇所によって機器の種類を選ぶのもいいかもしれません。
光脱毛と医療レーザー脱毛の違い
脱毛サロンなどで行われている光脱毛と、クリニックなどの医療機関で行われている医療レーザー脱毛にはどのような違いがあるのでしょうか。
実は、光を照射してメラニン色素に吸収させ、毛母細胞にダメージを与えるという仕組みや原理には、両者ともほとんど違いはありません。
しかし、光脱毛と医療レーザー脱毛では、利用している機器が違うので、照射のパワーが異なります。
例えば、光脱毛ではメラニン色素の黒色や茶色に反応する光を使用していますが、その周波数には一定の幅があります。それに対して、医療レーザー脱毛で使用するレーザーは単一光、つまり単一周波数の光を利用しているためピンポイントでメラニン色素に作用させることができるのです。
そのため、医療脱毛では高い出力で施術を行うことができます。そのため、施術を行う回数も医療レーザー脱毛の方が少なくてすみます。
また、脱毛をする際には肌への影響を心配する人も少なくないと思いますが、医療レーザー脱毛は医師や看護師といった有資格者のみが行える施術です。一方、光脱毛はエステティシャンなどでも行える施術です。
そのため、医療従事者によるアフターケアを受けることが可能という点などからも、医療レーザーの方が安心と言えるかもしれませんね。いずれにしても、両者の違いを理解して、自分の納得のいく方法で脱毛することが大切です。
医療レーザー脱毛に不向きな脱毛箇所
医療レーザー脱毛による脱毛・減毛は高い効果が期待でき、その持続期間も半永久的ではありますが、不向きな脱毛箇所があることも確かです。
例えば、ひげなどは狭い範囲に密集して太い丈夫な毛が生えていることから、ほかの箇所の脱毛より時間がかかり、効果が実感しにくいかもしれません。
これは、ひげがほかの体毛に比べ皮膚の深いところから生えているため、レーザーの光が届きにくいことにも関連しています。そのため、医療レーザー機器のなかでも波長が長く、皮膚の奥深いところにある毛乳頭までしっかりと光を届けることのできる、ヤグレーザーが使用されることもあります。痛みを感じやすい箇所のため、施術者が出力を落としていることも考えられるので、思ったほどの効果が得られないときには医師や看護師に相談してみるといいでしょう。
また、医療レーザーが効きにくい箇所として、背中や顔などのうぶ毛もあげられます。うぶ毛の場合には、メラニン量が少なくレーザーの光に反応しにくいことが原因です。一度脱毛処理して再生した細い毛なども、うぶ毛同様光に反応しにくくなります。ダイオードレーザーは比較的うぶ毛にも効きやすいので、試してみてもいいかもしれません。
ですから、医療レーザー脱毛を希望する人でひげ、うぶ毛の脱毛をしたい人は効果が出にくい箇所であることを理解して、施術前に医師や看護婦に相談することをおすすめします。
医療レーザー脱毛が向いている人
医療レーザー脱毛が向いているのは、次のような人たちです。
まず、短期間で効果を得たい人は光脱毛より早く結果の出やすい医療レーザーがいいでしょう。医療レーザー脱毛機器の出力は光脱毛に比べて大きく、単一波長のため1回の施術でより多くの毛根にダメージを与えることができます。そのため、施術回数が光脱毛の半分以下で済む場合も多く、短期間で脱毛が終わります。
肌トラブルに不安を感じている人も、医師や看護師に施術してもらえる医療レーザー脱毛がおすすめです。自分の肌や毛質に合わせた設定で脱毛をしてもらえるほか、万が一、肌トラブルが起きた場合にもすぐに治療をおこなってもらえるなど、アフターケアが万全です。脱毛には一時的なはれや赤みが生じることもあるため、常日頃肌が弱いと感じている人は医療レーザー脱毛が安心です。
ほかにも、持病があるけれど脱毛したい人は、医師の診断を受けられる医療レーザー脱毛で施術するのがいいでしょう。例えば、てんかんやアトピー性皮膚炎といった皮膚科系の疾患はもちろんですが、心臓病や糖尿病などの内科系疾患、緑内障を患っている人も脱毛サロンでは施術してもらえない場合があります。
また、持病を悪化させないためにも、医師の監督下で脱毛を受けるのが望ましいでしょう。
効果の高い医療レーザー脱毛をしよう
医療レーザー脱毛は光脱毛に比べ、短期間で効果が得られやすい、有資格者による施術を受けられるという特徴があります。これは、医療レーザー脱毛で使用される脱毛機器が単一波長で出力が高く、これらの機器を扱えるのが医師や看護師だけだからです。
脱毛にかかる期間が短いと脱毛を受ける側にとって、通う回数が少なくてすむうえ、肌への負担もかるくなります。また、万が一、肌にトラブルが起きた場合にも医療従事者によるアフターケアを受けられるので安心です。こうした意味で、医療レーザー脱毛は光脱毛よりもおすすめです。
脱毛に興味があるけれども、肌への影響に不安を感じている人や、医療レーザー脱毛と光脱毛のどちらにしようか悩んでいる人は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。