脱毛のやり方にはどんなものがある?毛の処理にはどの方法を選ぶべき?
2020.08.28
ムダ毛処理はサロンやクリニックにいかなくても、自宅で行えます。ムダ毛処理に関する家庭用のアイテムはバリエーションが豊富です。カミソリ、毛抜き、除毛クリーム、家庭用脱毛機器など、これほど多くの手段があればサロンやクリニックにいかなくても済むのではと考える人もいるかもしれません。しかし、自宅で永久脱毛するのは難しいのが現実です。たとえば、家庭用にリリースされている脱毛機器を使ったとしても、それはあくまで一時しのぎにすぎません。家庭用脱毛機器は出力が弱い傾向にあるため、永久脱毛を求めるのは難しいです。 この段落では、家庭で行えるムダ毛処理の方法について紹介していきます。 自宅でムダ毛処理を行う際、カミソリを使う人は多いでしょう。カミソリは安価ですし、気軽に行うことができます。しかし、カミソリはあくまでも生えている毛を落とすだけに過ぎないという点は、理解しておかなくてはならないでしょう。完璧にそり落としたとしても、数日も経てばチクチクとした毛がまた生えてきます。きれいな肌をキープできるのはせいぜい半日、長持ちしたとしても1日が限界でしょう。 カミソリと同じぐらい有名なムダ毛処理の方法として毛抜きがあります。毛抜きはかかるコストがほぼゼロといっても過言ではありませんので、愛用している人は一定数いるでしょう。たしかに、毛抜きをしたあとは肌がツルツルになったことを実感できますが、毛を直接抜くという行為は毛穴にトラブルを起こす原因となります。生えている毛を無理やり抜くのは想像以上に肌にダメージを与える行為です。埋没毛や感染症になる可能性が高くなるでしょう。 脱毛ワックスは別名、ブラジリアンワックスと呼ばれることもあります。ムダ毛が生えている箇所に塗り、しばらく放置したあとに引き剥がすのが基本的なやり方です。根元から無駄毛を抜くため、数日間は毛がほぼ生えてこないでしょう。個人差はありますが、数週間、毛が生えてこないケースもあります。この時点で「きれいな肌が手に入った!」と喜んでしまう人もいるかもしれません。しかし、実際は毛根から除去できるわけではないため、しばらくすると元の状態に戻ります。さらに、ワックスは粘着力がとても強いため、肌が弱い人は安易にやらないほうがよいでしょう。カミソリや毛抜きなどと同様、肌トラブルにつながるリスクがあります。 自宅でムダ毛処理する方法として、除毛クリームを使うのも有効です。除毛クリームは、生えている毛をクリームで溶かすことで除毛するアプローチです。カミソリよりも広範囲の除毛が可能になっており、一度使えば毛はしばらく生えてこないでしょう。除毛クリームは保湿や肌荒れ予防の成分が含まれているタイプもあります。肌を守りながら除毛したいのであれば、そういったタイプを選ぶとよいでしょう。 除毛クリームに近い性質を持つものとして、ジェルや乳液タイプなどもあります。自分にとって使い勝手のよいものを選ぶようにしましょう。除毛クリームは脱毛ではなく、除毛ですので、時間が経てばまた毛は生えてきます。あまり高いものを購入すると出費がかさむため、コストパフォーマンスはよく考えるようにしましょう。どのような香りがするのかも考慮しておきたいところです。除毛クリームはあまりよいニオイがしないものが多いため、気になる人は香り付きの除毛クリームを探すようにしましょう。 除毛クリームはピンポイントの除毛に向いています。足や腕など、特定の箇所に限った除毛には苦労しないでしょう。ただし、体全体を除毛しようとすると、クリームが足りなくなる場合が多いです。全身をケアするというよりは、一部のお手入れに使うという考え方が適しているでしょう。また、顔に使用できるクリームはほぼないことも覚えておいてください。顔を除毛するときには顔用ワックスシートを使うか、脱毛サロンや脱毛クリニックを頼るのが無難です。 脱毛サロンは数多くあります。その場所によって施術方法はさまざまですが、脱毛方式としてよく採用されているのは光脱毛です。脱毛マシンから照射される特別な光を肌にあてることによって、毛根にダメージを与えます。継続的に行っているうちに、毛根はだんだんと毛を生やす能力を失っていきます。光脱毛が人気になる前までは、毛を焼く電気美容脱毛が主流でした。電気美容脱毛の脱毛効果は決して低くないものの、毛穴に針を入れて熱を起こすため強い痛みを伴います。痛いだけでなく時間や手間もかかり、デメリットが大きい方法です。 光脱毛の方法は大きく分けると3種類あります。 脱毛クリニックでは、医療レーザーを利用します。脱毛サロンは一般のスタッフが施術を行いますが、クリニックでは看護師や医師が照射します。医療レーザーは黒い毛のみに反応し、毛穴の奥にある毛根にダメージを与えることが出来ます。黒い体毛を持つ日本人には適切な脱毛方法ですが、肌が黒かったり、金色の体毛を持っていたりする人にはあまり向いていないことを覚えておいてください。レーザーによって毛の根元が破壊されれば、残った毛も2週間前後で抜けていきます。さらに、毛根がその後復活することはありません。毛が生えなくなることによって毛穴は引き締まるので、脱毛後は肌がスベスベになることが期待できるでしょう。 医療レーザーは完全な脱毛を行えますが、1回だけの施術で全体がツルツルになるわけではありません。完全な脱毛を目指すためには複数回の施術が必要になります。永久脱毛をしたいのであれば、地道にクリニックに通うようにしましょう。 自宅でムダ毛処理する方法はいろいろな手段があります。毎日地味にケアをしていれば、それなりの効果を期待できるでしょう。しかし、肌へのダメージは蓄積しますし、永久脱毛するのは難しいといわざるをえません。永久脱毛を実現したいのであれば、脱毛クリニックに通うようにしましょう。レーザーによる脱毛が怖いと感じる人もいるかもしれませんが、脱毛クリニックは医療機関ですから安全性が高く、安心して施術を受けられます。自宅で永久脱毛はできる?
自宅でできる処理方法
カミソリを使用する
肌を傷つけるリスクが高くなるのもカミソリのデメリットです。処理をカミソリに頼りきっていると、肌トラブルを引き起こす原因になりかねません。カミソリはムダ毛処理として一般的な方法ではあるものの、実はあまりおすすめできないアプローチなのです。毛抜きを使う
埋没毛は少し聞きなれない用語かもしれないので、説明します。
埋没毛とは、肌に毛が埋まりポツポツとした点ができることです。特に痛みなどを感じるわけではないものの、なにより見た目がよくありません。脇、足、デリケートゾーンなどで特に発生しやすいです。肌の状態に問題がなければ、時間の経過で治っていきます。しかし、日々毛抜きを行っていると肌がその都度ダメージを受けるため、回復しにくくなるでしょう。埋没毛のまわりが赤くなったときは要注意です。毛嚢炎などの皮膚疾患を引き起こしている可能性があります。腫れやかゆみがひどいようであれば、病院に行ったほうがよいでしょう。このようなトラブルが起こるおそれがある毛抜きは、できればやらないほうがよい処理方法だと言えます。脱毛ワックスを使用する
除毛クリームを使用する
脱毛サロン・クリニックでできる方法
1つ目はIPL方式です。IPL方式は褐色やメラニン色素に反応するインテンスパルスライトを使うのがポイント。痛みはややありますが、そのぶんだけ脱毛効果は高い傾向にあります。
2つ目は、SSC方式です。SSC方式はイタリアの美容機器メーカーであるDEKAが開発した機器を用います。特殊なジェルを肌に塗り、クリプトンライトと呼ばれる光を照射することで毛根を弱らせます。このジェルは減耗効果が高いだけでなく、肌をツルツルにする効果も期待できる優れものです。SSC方式であれば、肌を美しく保ちながら脱毛を行えるでしょう。ただし、即効性に関してはそこまで高くないといわれています。
3つ目はSHR脱毛です。SHR脱毛は他の方法よりも新しい方式で、毛包にあるバルジ領域にダメージを与えます。従来の脱毛は、現在生えている毛の根元に負担をかけるアプローチが主流です。一方、SHR脱毛は新しい毛を生えてこなくするのが特徴です。バジル領域に徐々にダメージを与えていくので、痛みはほぼありません。肌へのダメージも必要最小限に抑えられるでしょう。自分に合った脱毛のやり方を選ぼう!