Iライン脱毛は痛いの?痛みの原因と軽減方法まとめ
2018.08.10
VIOの中でもIラインは狭い場所に毛が密集しており、自己処理がしづらいため、どうしたら良いのか分からないという人も多いでしょう。デリケートゾーンの脱毛に関する悩みはさまざまですが、中でも気になるのが「痛み」。綺麗になるためにはある程度は仕方ないとしても、ガマンできないほどの痛みならクリニックに通うのも億劫になってしまいます。
Iラインの脱毛は、実際にどの程度の痛みが生じるのでしょうか。痛みが生じる原因を分析して痛みを軽減する方法を導いてみましょう。また、他の部位との比較も合わせて検証していきます。
Iライン脱毛の痛みの程度
Iラインの脱毛をするとき、実際にどの程度痛みが生じるのかが気になりますよね。
Iラインは他の箇所とは違って粘膜にとても近いところにあります。皮膚自体も薄くデリケートな箇所だからこそ痛みを感じやすいのです。
痛みの感じ方には個人差があります。たとえば、普段からシェーバーなどで自己処理をしている人は、ある程度の刺激に肌が慣れているため痛みを感じにくい可能性もあります。一方で自己処理をしたことがなかったり、脱毛そのものに恐怖感を抱いていたりすると痛みを感じやすくなるケースが多いです。
脱毛における痛みは「輪ゴムで弾かれるような痛み」と表現されることが多く、普段の生活ではあまり感じることのない痛みです。毛に反応した時にパチパチと音がしたり、焦げ臭い匂いがしたりすることもあります。想像しづらいので初めて脱毛する時は不安になってしまうのも仕方のないことです。
もともと痛みに強い人がいれば弱い人もいます。Iラインの脱毛においては痛くて耐えられずクリニックに通うのを諦めてしまった人がいる一方で、全く痛みを感じることはなかったという人もいるのです。
Iライン脱毛で痛くなってしまう原因
Iラインの脱毛で痛くなってしまうのには3つの原因が考えられます。
1つ目は、他の箇所に比べて毛が根深いことです。
皮膚の深いところから毛が生えているため、痛みを感じやすくなってしまいます。また、毛の1本1本が太いことも痛みを感じる原因の1つです。ガンコな毛ほど脱毛には痛みを伴います。Iラインには根深く太い毛が密集して生えているので痛みを感じやすいのです。
2つ目は、皮膚が敏感であることです。
VIOは紫外線に晒されることがほとんどありませんし、なかでもIラインは粘膜にとても近いため非常にデリケートです。皮膚そのものが柔らかく、刺激への耐性がない人がたくさんいます。レーザーによる刺激は独特のものなので、恐怖感が募って必要以上に痛みを感じてしまうこともあります。
3つ目は、他の箇所に比べて色素沈着があるためです。
医療脱毛はレーザーが黒いものに反応する性質を利用して行われるものです。脱毛したい毛にだけ反応してくれればよいのですが、レーザー脱毛機は色素沈着の黒さにも反応してしまいます。色素沈着に限らずほくろなどの黒いものに反応してしまうこともあるほどです。
これら3つが、Iライン脱毛において痛みを感じてしまう主な原因です。ほとんどの人に共通しているため、いわゆる「Iラインの脱毛は痛い」という評判が目立つのでしょう。
痛みを軽減する方法
Iラインの脱毛において痛みを感じてしまう人の数は多いですが、何点か気を付ければある程度は和らげることが可能です。Iライン脱毛の痛みを軽減する方法について触れていきます。
まず手軽にできるものとしては、体調が悪い時の施術を避けること。なかなか予約の取れないクリニックなどもあるかとは思いますが、体調が優れないときは無理に脱毛しない方がよいでしょう。
風邪を引いている時はもちろんですが、寝不足や疲れが溜まっている時も避けた方が無難です。できるだけ万全の体調で脱毛にのぞむようにしましょう。
生理の前後などで肌が敏感になっている時の施術もあまり好ましくありません。生理中の施術はできないクリニックがほとんどなので、生理期間は避けて予約を取ることをおすすめします。
また、クリニックによっては麻酔を用意しているところもあります。追加料金がかかってしまうところがほとんどですが、塗るタイプの麻酔で痛みを軽減することが可能です。とくに脱毛を始めた頃はまだ毛が多く、その分、痛みも強くなりがちなので麻酔の使用をおすすめします。
しかし、全く感覚がなくなるほどの強い麻酔であることは稀で、多少は刺激を感じるかもしれません。しかし、脱毛に対して恐怖感があるのなら一度は試してみるべきだといえるでしょう。
家でできる対策としては、Iラインの保湿が挙げられます。乾燥している肌は敏感で、痛みを感じやすいものです。普段からしっかりと保湿しておけば痛みの軽減にもつながります。
また、保湿による効果は痛みの対策だけではありません。肌がうるおいで満たされていると脱毛の効果が出やすくなりますし、脱毛後の肌トラブル予防にもなります。新たな色素沈着を防ぐ効果も期待できるため、Iラインの脱毛をするなら保湿は欠かせません。
保湿は日々の積み重ねがとても大切です。脚や腕などのケアにプラスしてVIOも一緒に保湿することで、脱毛時の痛みの軽減にもつながります。
痛みがつらい人ほど医療レーザー脱毛にすべき理由
一般的に、エステなどで行われる光脱毛よりも看護師が施術する医療脱毛の方が痛いといわれています。
医療脱毛の方が照射のパワーが強いため、痛みを感じる人が多いのは当然のこと。しかし、痛みがつらく恐怖感がある人ほどこの医療脱毛を選ぶべきでもあるのです。これは一体なぜなのでしょうか。
まず、クリニックには麻酔が用意されていることが多いです。医師と看護師による管理のもとで脱毛が行われるため、麻酔薬の取り扱いが可能なのです。一方でエステには医療従事者がいないため、麻酔の用意はありません。肌トラブルが起きてしまった際にも自分で病院を探し、受診しなければならないのです。一般的には脱毛の回数を重ねるごとに毛が減り、痛みが軽減されていくものです。はじめの数回だけでも麻酔を使用することで、痛みの度合いも軽くなるはずです。不安であれば麻酔の使用を医師に相談しましょう。
麻酔と同様、炎症止めの薬を処方してもらうこともできます。何か肌にトラブルがあった時にはすぐに対応してもらえる点も医療脱毛を選ぶメリット。とくにVIOといったデリケートな部分はトラブルが起きやすく、迅速な対応が必要です。身近に医師がいるというのは大きな安心に繋がります。施術中に痛い思いをし、その後も炎症を起こして痛みが続いてしまうという事態は避けたいものです。
また、医療脱毛はエステ脱毛にくらべ、照射の出力を強めに設定することが可能です。そのため、エステ脱毛よりも早く脱毛を完了させることができるのです。
エステ脱毛は確かに1回あたりの金額は安く、魅力的です。しかし、長期間通い続けなければいけない上に、満足のいく脱毛効果が得られずに追加でコースの契約をする必要が出てきてしまうおそれもあります。いつまでに脱毛をしたいのかが決まっている場合は医療脱毛を選ぶのがおすすめです。
また、有資格者である看護師が施術するので照射漏れの可能性はかなり低いといえます。やけどや肌トラブルのリスクは低い一方で、安全に高い効果が得られるのが医療脱毛もメリットです。ドクターによる診察が必須なので、肌の状態をしっかりと確認してから施術してもらえるという点も魅力です。
あまりに痛いときは相談すること!
Iラインの脱毛における痛みの原因や対策について触れてきましたが、耐えがたいような痛みがある時は遠慮なく医師や看護師に相談するようにしましょう。無理に我慢して脱毛を継続する必要はありません。
基本的にはその人に合った照射のパワーを毎回設定し、施術します。万全の体調で脱毛したとしても、痛みの感じ方は人それぞれです。たとえ照射の最中でも、痛みに耐えられなくなったら看護師に伝えて出力を低くしてもらうのがおすすめです。
痛みに対する恐怖感や不安などを抱えたまま脱毛にのぞむことで、必要以上に痛みに敏感になってしまうケースもあります。まずはIラインの脱毛に対する正しい知識をつけ、不安な気持ちを少しでも解消できるようにしましょう。