VIOの永久脱毛マニュアル!メリット・デメリットとクリニック選び
2018.08.10
デリケートゾーンは普段、人目に触れる場所ではないものの、身だしなみの一環としてお手入れをしている女性も多いです。
中には自己処理だけで脱毛まではしていないという人もいますが、アンダーヘアの自己処理はリスクが高く、習慣的に続けるとかえってデリケートゾーンを傷つけてしまうおそれがあります。
安全に、確実に処理をするのであれば、専門の施設に頼るのが一番です。
しかし、VIO脱毛は痛みが強い、恥ずかしいなどの情報を耳にした結果、脱毛に踏みきれないという人がいるのも事実です。確かに、永久脱毛にはメリットもあればデメリットもあります。
基本的な知識を身につけたうえで受けないと、後悔してしまうかもしれません。そこで、永久脱毛のメリットやデメリット、施術先を選ぶポイントなどを紹介します。
目次
VIOを永久脱毛するメリット
VIO脱毛にはさまざまなメリットがあります。
もっともわかりやすいメリットは、自己処理の必要がなくなるという点です。
アンダーヘアは処理をしてもすぐに生えてきてしまううえ、チクチクとした痛みやかゆみなどの不快感を生じます。しかし、こまめにお手入れをすると、肌荒れや炎症などを引き起こしてしまうのが難点です。永久脱毛をすれば自己処理の手間や時間が省け、肌を傷つけるリスクもなくなります。
しかも、アンダーヘアがなくなることにより毛穴が目立たなくなり、ツルツルの肌になる効果が期待できます。デリケートゾーンの黒ずみやかぶれなどのトラブルに悩んでいる人にこそ、VIO脱毛がおすすめです。さらに、デリケートゾーンのニオイや生理時のムレが緩和されるのも大きなポイントです。アンダーヘアはオリモノや経血などの汚れがつきやすく、ニオイが強くなったり、雑菌が繁殖したりする原因になってしまいます。
VIO脱毛はデリケートゾーンを清潔に保つために有効な手段でもあるのです。また、海やプール、旅行などのレジャーに行く前に、焦ってアンダーヘアを処理した経験のある人もいるでしょう。
VIO脱毛をすればアンダーヘアがはみ出す心配もなくなり、好きなデザインの下着や水着を自由に着られます。美肌や衛生面、ファッション性などさまざまな観点から、VIO脱毛は自己処理よりもメリットが大きいと言えます。
VIOを永久脱毛する場合のデメリット
メリットの多いVIO脱毛ですが、決してデメリットがないというわけではありません。
デリケートゾーンは体の中でも非常に敏感で、痛みや刺激に弱い箇所です。そのため、個人差はありますが、脱毛時に痛みを生じます。手足や脇の脱毛を経験したことがある人ですら、VIO脱毛は特別に痛いと感じるくらいです。あまりに痛みが激しく、途中でVIO脱毛をやめてしまったという人もいます。
VIO脱毛をするなら、ある程度の痛みは我慢するという覚悟が必要です。
ただし、脱毛クリニックや美容皮膚科などの医療機関では、笑気ガスや麻酔などが使える場合もあります。痛みに弱い自覚のある人は、あらかじめ痛みをやわらげる処置をお願いしておくと良いでしょう。また、たとえ医師やスタッフとはいえ、陰部を見られるのは抵抗があるという人も多いです。
恥ずかしさからVIO脱毛に踏み切れないという人もいるでしょう。店舗によっては施術室が個室ではなく、カーテンやパーティションで仕切られているだけで、施術を受けている人の声や会話が丸聞こえということもあります。
緊張すると余計に痛みを感じやすくなるので、リラックスできる環境で施術を受けるに越したことはありません。プライバシーが気になる人は、施術前に施術室の様子を確認し、安心して脱毛ができる環境かチェックしましょう。
永久脱毛できる施術の種類や特徴
永久脱毛とは「一生にわたって毛が全く生えてこない」というわけではありません。
あくまで「長期間、発毛が少ない状態を維持できる」という意味です。ですから、永久脱毛をしても、再び毛が生えてくる可能性がないとは言いきれません。それでも、数年間はツルツルの状態を維持できることに変わりはありません。万が一、毛が生えてきたとしても、脱毛前に生えていたような太くしっかりとした毛ではなく、細くやわらかい毛なので、お手入れも簡単です。
ちなみに、永久脱毛ができるのは医療機関だけです。サロンが提供する光脱毛でも、同じような効果を得ることは可能ですが、厳密には永久脱毛とは言えません。医療機関で導入しているのは光脱毛ではなく、医療レーザー脱毛です。医療レーザー脱毛は光脱毛よりも光の出力が強く、少ない施術回数でも脱毛効果を実感できます。
さらに、脇毛やアンダーヘアなどの太い毛も処理できるのが、医療レーザーの大きな特徴です。光脱毛だと何度か施術を繰り返しても、太い毛までは処理しきれず、再び生えてきてしまうおそれがあります。
納得のいく仕上がりになるまで施術を重ねるうちにどんどんコストがかさみ、予想以上にお金も時間もかかってしまったという事態も考えられます。なるべく短期間で、コストをおさえながら脱毛するためにも、医療脱毛がおすすめです。
VIOの永久脱毛に必要な料金と回数の目安は?
脱毛は1回の施術ですべてが終わるわけではありません。ある程度の効果が実感できるまで、何度か施術を重ねる必要があります。脱毛する範囲や体質により個人差はありますが、目に見えて効果が現れるまでは1~3回ほど、自己処理が必要なくなるまでは6~8回ほどかかります。
毛量が多い人や脱毛したい範囲が広い人は、10回以上施術をしないと満足できる仕上がりにならないこともあります。また、完全にツルツルな状態にしたいのか、毛量を減らす程度でいいのかによっても施術回数は変わってきますが、いずれの場合も最短で1年はかかると考えて良いでしょう。
なお、費用の相場はVIOライン全体なら1回につき1.4~2万円ほどです。
Vラインだけ、Iラインだけなど箇所別に受けるなら1回あたり5000~1万2000円程度と、さらに手頃な値段でチャレンジできます。はじめて脱毛を経験する人や、効果や痛みを体験してみたいという人は、いきなりVIO全体ではなく、1箇所だけ脱毛してみるのもひとつの方法です。ただし、料金やプランはクリニックによって違います。
脱毛できる範囲にも差があるので、自分が脱毛したい箇所がプランに含まれているかどうか、初回のカウンセリングで確認しておきましょう。
施術する場所を選ぶときのポイントは?
脱毛にチャレンジするなら、なるべく失敗しないクリニック選びを心がけたいものです。
自分に合ったクリニックを選ぶ際に、おさえておきたいポイントがあります。
1つはコストパフォーマンスです。施術料金はクリニックのホームページなどを利用して調べることができます。しかし、実際に施術を始めると、剃毛料金やアフターケアの料金などメニューにはない費用がかかる場合があるので注意しましょう。
追加料金についてはカウンセリング時や契約時に確認しておくと安心です。また、急な予定が入ったときや生理が始まってしまった時のことも視野に入れて、キャンセル料もチェックしておきましょう。
生理になってしまうとVIO脱毛は受けられません。
生理周期にかぶらないよう予約を入れるのが一番ですが、万が一の場合も考慮して、なるべくキャンセル料が無料のクリニックを選ぶことをおすすめします。もう1点チェックしておきたいのが、導入している脱毛機の種類です。医療機関で使われている脱毛機は一般的に出力が高く、アンダーヘアも効果的に処理できます。代表的な機種はジェントルマックス(G-Max)、ジェントルレーズなどです。
しかし、出力が高いということは、それだけ痛みが強いということです。昨今では比較的痛みが少なく、アンダーヘアを処理できるだけの出力も十分に備えた機種を導入している施設も増えつつあります。
おすすめの機種はメディオスターやライトシェアデュエット、ソプラノなどです。試しうちができるクリニックもあるので、どのくらいの痛みがあるのか気になる人は、一度体験してみることをおすすめします。
ポイントを押さえて施術先を選ぼう
VIO脱毛ができるクリニックは、全国展開している医院から個人経営の医院までさまざまな選択肢があります。
初めて脱毛を受ける人は、どの医院を選ぶのがベストなのか迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときには焦って決めるのではなく、複数の施術先を候補に挙げて、じっくりと選びましょう。
気になる施術先があれば実際に足を運んで、スタッフの対応や施設内の雰囲気を確認してみるのもおすすめです。
脱毛を受けたことのある知り合いの感想やネットの口コミも参考になります。これまでに挙げたポイントも踏まえつつ、自分に合った施術先を選びましょう。