
乳輪周りの脱毛方法を考える!自己処理にはリスクがあるって本当?
2019.06.24
乳輪周りのムダ毛を自分で処理をしようとした場合、代表的なものとして挙げられるのが「毛抜きで抜く」「カミソリで剃る」「徐毛クリームを使用する」という3つの手段です。特に、数本しか生えていないという場合には毛抜きを使って簡単に処理をしようとする人も多いでしょう。確かに、毛抜きは手軽でコストもかからないというメリットがあります。それに、一度抜くとしばらく生えてきませんし、生えてきても毛の先端が細くしなやかになっているため、チクチクしないのが大きな利点です。しかし、その反面、毛抜きを使うと肌にかなりの負担をかけてしまうことになります。また、日頃から脚や腕などのムダ毛をカミソリで処理している人は、そのついでに乳輪周りの毛も剃っているかもしれません。普段のムダ毛処理の延長で行えるため、とても手軽です。たとえば、入浴ついでに行えば、シェービング剤もそのまま洗い流してしまえるので簡単に処理することができます。もちろん、コストも非常に安くてすみます。その一方で、カミソリを使うと剃り跡が残ってチクチクしますし、すぐにまた伸びてくる点が難点だと言えるでしょう。最後に徐毛クリームですが、これは薬局で簡単に手に入る上に、毛抜きなどと比べて痛みが少ないという利点があります。それに、毛穴の中まで除毛する力があるのでカミソリよりも深くまで処理が可能です。毛先もカミソリで剃るよりは丸みを帯びているので比較的チクチクしないという特徴もあります。ただ、除毛剤には化学薬品が含まれているため、肌への負担は大きなものとなり、トラブルを防ぐには正しい用法をきちんと守る必要があります。しかも、肌の強さには個人差があるので、人によっては正しく使っていてもかぶれやアレルギーを引き起こす場合もあるのです。それに、毛抜きやカミソリに比べるとコストが高いというのが大きなデメリットです。 ムダ毛処理の方法としては脱毛用のワックスを用いるという手もあります。ワックスは除毛剤と同じようにムダ毛の生えた場所に塗って使いますが、その仕組みは除毛剤とは大きく異なります。除毛剤の場合は薬品を使ってムダ毛を溶かすのですが、ワックス脱毛の場合はネバネバした液体をムダ毛に絡みつかせます。そして、しばらくすると液体が乾いて固まるので、専用シートをつかってそれを一気に引きはがすというわけです。原理的にはガムテープにムダ毛をひっつけて引きはがすのと同じです。ただ、ワックスの場合は最初にとろみがあって毛にしっかりとからみつくため、より高い脱毛効果が期待できます。ムダ毛は根元から引き抜かれるので一度処理をすると2週間くらいは生えてきませんし、毛抜きと比べて広範囲のムダ毛を一気に処理できるというのも大きなメリットです。その反面、力ずくで抜いているので毛穴に対する負担は大きく、毛抜きを用いるよりも甚大なダメージとなる可能性があります。つまり、それだけ埋没毛が発生するリスクは高くなるわけです。また、ワックスは毛穴だけでなく、皮膚にも強い刺激を与えます。溶かして使うタイプのものであれば温度調整を間違ってやけどを負う可能性もありますし、強力なワックスを使うと最悪の場合、皮膚ごとはがしてしまうリスクがあるのです。たとえ、そこまでいかなくてもワックスをはがす時にはかなりの痛みがともなうので、それだけでも肌にはあまりよくないことがわかります。さらに、毛抜きやカミソリに比べるとコストがかなり高くなる点やムダ毛をある程度伸ばしてからでないと十分な効果が期待できないというデメリットもあります。ムダ毛が気になるから処理をしているのに、処理のたびに伸ばさなくてはならないのでは本末転倒です。乳輪周りのムダ毛の自己処理方法
自己処理する場合の注意点
乳輪周りは目の下や頬と同じように肌の薄い部分であり、それだけムダ毛処理を行うと肌への負担も大きなものになります。たとえば、カミソリで皮膚の表面を削ってしまうと角質がはがれてしまって、肌荒れや乾燥肌を引き起こすことになりかねません。同時に、皮膚の表面は傷つき、黒ずみやかさつきの原因にもつながることになります。また、毛抜きでムダ毛を抜くとその部分から雑菌が入って炎症になる可能性もあります。そして、さらに厄介なのが埋没毛です。埋没毛とは毛が表面に出ずに皮膚の中で育ってしまう現象であり、それができると皮膚が黒ずみ、見た目がかなり悪くなってしまいます。カミソリでムダ毛処理を行っていると、皮膚の表面まで削ってしまっているので角質がボロボロになります。しかも、その角質は皮膚を守ろうとしてボロボロのまま分厚くなり、毛穴を塞いでしまうというわけです。また、毛抜きを使うとムダ毛に周囲の皮膚も引っ張られてダメージを受け、傷になる可能性があります。その傷がかさぶたとなって毛穴をふさいでしまうと、やはりムダ毛は行き場を失って埋没毛になります。以上のような点から、自己処理をする場合にはいかに肌や毛穴に負担をかけないようにするかが重要となるわけです。もし、どうしても毛抜きを使うというのであれば、その前にホットタオルを当てるなどして毛穴を拡げておくことをおすすめします。その上で、なるべく毛の根元の方を毛抜きで挟み、毛の流れにそって引き抜くのです。そうすれば肌や毛穴への負担は最小限ですみます。さらに、カミソリを使用する際には石鹸やローションを塗って肌を保護し、アフターケアもしっかりと行うように心がけましょう。ワックス脱毛でムダ毛を抜くのはNG!?
安心できる脱毛の方法は?
自己処理によるムダ毛の脱毛は自宅で気軽にできるというメリットがある反面、埋没毛などのトラブルを引き起こす可能性があります。そうしたリスクを避けたいのであれば、脱毛クリニックの利用がおすすめです。専門知識に基づいてプロが施術を行うので、素人が自己判断で行うよりもずっと安心です。また、脱毛クリニックではあらゆる部位の脱毛施術が行われており、もちろん乳輪周りの脱毛も可能となっています。ちなみに、クリニックで行われる脱毛方法にはレーザー脱毛やニードル脱毛などがありますが、多くのところで用いられているのはレーザー脱毛です。これは毛の色素であるメラニンがレーザーに反応するという性質を利用したものです。レーザーを毛穴の奥に照射すると、体毛を作り出している毛乳頭という組織がメラニンの反応によって発熱し、ダメージを受けます。すると、毛乳頭の発毛力が弱まって毛が生えにくくなるというわけです。除毛剤やワックスを使って脱毛を行っても毛乳頭は健在なので数週間もすればまた生えてきます。その点、レーザー脱毛なら、より大きな効果が期待できます。そして、何より、レーザーはメラニン色素だけに反応するため、肌や毛穴にはダメージを与えないという点が魅力です。ただし、体毛には毛が育っている成長期、次第に衰えて抜け落ちる退行期、次の発毛のタイミングを待っている休止期という3つの周期があり、その内、レーザー脱毛が有効なのは成長期だけです。したがって、レーザー脱毛の施術は一度では終了せず、複数回行う必要があります。さらに、日焼けをしている場合は肌の色素にレーザーが反応してしまうため、レーザー脱毛を行うことはできません。一方、ニードル脱毛は電気針で毛穴に電流を流して毛乳頭を直接破壊する方法です。施術は長期に及び、痛みも伴うために、今では実施しているクリニックも少なくなりました。しかし、その効果は絶大で、唯一永久脱毛と呼べる脱毛法なのです。脱毛したいならクリニックがベスト!
いくら自己処理をしてもムダ毛は数週間もすればまた生えてきます。そして、処理の回数を重ねるごとに埋没毛などのトラブルが発生するリスクも高まっていきます。その点、クリニックならより安全に施術を受けることが可能です。しかも、そこで行われているレーザー脱毛はムダ毛の元である毛乳頭そのものにダメージを与えるため、施術を終えるとムダ毛が生えにくくなります。つまり、その後のムダ毛処理が非常に楽になるのです。コストは一見すると高いようにも思えますが、施術後にムダ毛処理に手間をかけなくてよくなるのは大きな魅力です。もし本格的に脱毛をしたいというのであれば、一度クリニックの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
