医療レーザー脱毛にかかる長さは?期間と通う間隔の目安
2018.11.07
そこで今回は、医療レーザー脱毛にかかる長さの目安をご紹介します。また、医療レーザー脱毛の施術間隔についても知っておいて損はありません。そうした期間や間隔についての目安を知っておけば、いざ医療レーザー脱毛をすることになった際も安心して施術を受けることができるようになるはずです。 医療レーザー脱毛に限らず、クリニックやサロンで行われる脱毛は毛周期に合わせて行われるのが基本です。毛周期とは、毛が生え変わるサイクルのことをいい、具体的には成長期、退行期、そして休止期の3つの段階に分けることができます。このうち、医療レーザー脱毛で脱毛処理を行うことができるのは成長期の毛のみです。なぜ成長期の毛にしか医療レーザー脱毛を施すことができないのでしょうか。それは、毛母細胞の分裂と大きく関係があります。 成長期の毛母細胞は活発に分裂しています。そして分裂することによって、毛はどんどん成長することができるのです。一定の長さまで成長した毛は、毛母細胞の分裂が落ち着いて退行期に入ります。退行期になると毛母細胞の分裂は止まってしまい、いわば毛は抜けるための準備をします。この段階になると、何もしなくても毛は抜け落ちます。毛が抜け落ちた後の毛根は休止期に入り、毛の再生に備えて毛根の状態を整えるようになるのです。 医療レーザー脱毛で脱毛処理ができる仕組みは、肌にレーザーを照射して毛根を破壊することにあります。医療レーザー脱毛のレーザーは、毛母細胞の活発な毛根に敏感に反応します。そのため、すでに毛母細胞の活動が止まっている退行期や休止期にレーザーを照射しても、毛母細胞にレーザーの光がうまく反応せずに毛根を破壊するまでに至りません。つまり、退行期や休止期に入った毛根は、医療レーザー脱毛では処理しきれないということです。そのため、医療レーザー脱毛を施した後、処理しきれなかった毛が休止期を終えて成長するまで待たなければなりません。このように、医療レーザー脱毛に期間が必要なのは、一度の施術では処理しきれない毛根がたくさんあるからです。 それでは、医療レーザー脱毛を本格的に受けるとなると、具体的にどのくらいの期間がかかってくるのでしょうか。あくまで目安の期間に過ぎませんが、全身脱毛の場合は施術が完了するまで1~2年ほどかかってしまうと考えておいてください。ほとんどの箇所で5回ほど施術を受ければ脱毛効果を実感することができます。基本的に成長期の毛は全体の20%程度しかありません。医療レーザー脱毛の照射の力は成長期の毛に与えることができないため、残りの80%は未処理のまま残ってしまうことになります。クリニックなどでは5〜8回プランを推奨している場合が多いですが、これは毛周期のことを考える上では非常に効率的なプランであるといえます。ただし、もともと毛深い人や毛が濃い人などは、施術期間もやはり長くなってしまいがちです。また、クリニックが使用している脱毛機によっても回数や期間は変わってきます。具体的にどのくらいの期間かかるのか知りたければ、最初のカウンセリングのときにスタッフに聞いてみると良いでしょう。 ちなみに、脱毛サロンなどで行われる光脱毛の場合は、全身脱毛するとなると3~5年程度の期間がかかってしまうとされています。これは光脱毛の出力が医療レーザー脱毛と比べて弱いためです。医療レーザー脱毛は医療行為の一種であり、クリニックなどの専門の医療機関でしか行うことができません。脱毛処理を早く終わらせたいのであれば、より脱毛効果の高い医療レーザー脱毛を受けるのがおすすめといえるでしょう。 全身脱毛の場合は施術が完了するまで約1~2年ほどですが、部分脱毛の場合はそれぞれの脱毛の箇所によって期間が異なります。たとえば、脇の脱毛を完了するには約1年で済みますが、VIOの場合は1年半~2年程度の期間が必要となります。一方、顔や腕のように、うぶ毛が多い箇所の脱毛には約2〜3年半ほど、足の脱毛には約1〜2年3カ月くらいの期間、施術を受けなければなりません。 このように、脱毛の箇所で施術の期間が変わってくるのは、それぞれの箇所によって毛周期が異なるためです。たとえば、顔の毛周期は1~2カ月とされている一方、脇の毛周期は2~3カ月とやや長めです。医療レーザー脱毛は毛周期に合わせて施術を行う必要があるため、それぞれの箇所に合わせて施術をする期間も変わってくるのです。ちなみに、vioや太もも、膝下の毛周期は1カ月半~2カ月です。こうしてみると、ほとんどの箇所で2カ月という期間が毛周期の目安になることがわかるはずです。毛周期が同じなのに、実際の施術期間に違いが生まれるのは、それぞれの箇所の毛の濃さや毛の密集具合が影響を与えています。脇の毛などは毛周期がやや長いだけでなく、毛の性質が太くて硬いため施術回数も多くなりがちです。脇の平均的な施術回数は6〜8回であり、太ももや膝下などと比べると施術回数が多めです。施術回数が多ければ、期間も長くかかってしまうため、結果として脱毛箇所によって施術の期間も変わってきてしまうのです。 医療レーザー脱毛は、1度施術を受けたら然るべき間隔を空けなければなりません。この間隔は毛周期によって決められます。たとえば、脇の毛周期は2~3カ月程度ですから、施術の間隔も2~3カ月ほどが理想的な間隔となります。実際、医療レーザー脱毛を受ける際の平均的な間隔は2~3カ月に1度程度です。ただし、毛周期は人によって多かれ少なかれ差異があります。また、施術を受けるにしたがって、毛周期のサイクルが長くなることも珍しくありません。そのため、最初の数回は2カ月ごとに施術を受け、施術に慣れてきたら徐々に間隔を空けるということもよくあります。たとえば、全5回の施術プランを受けたとして、最初の1~2回は2カ月おき、次の3~4回は2カ月半おき、最後の5回目は3カ月後に施術するという間隔の空け方をすることもあります。 一方、仕事や体調の関係で、施術を受けてから次の施術までの間隔が3カ月も4カ月も空いてしまったというとき、脱毛に何らかの影響が出てくるのでしょうか。基本的に通う間隔が空いてしまっても、脱毛そのものに与える影響はありません。なぜなら、医療レーザー脱毛で破壊された毛根は、間隔を空けてもすぐに回復するようなことはないからです。すなわち、間隔が極端に空いてしまっても、特に問題なく施術を再開できるということです。 逆に施術の間隔を空けずに照射をすると、脱毛の効果を実感することができません。勝者の間隔に迷ったら、スタッフに相談してみると良いでしょう。 毛周期の影響を受ける医療レーザー脱毛は、ある程度の期間を見積もったうえで、計画的に施術を受けることが大切です。通う間隔を空けてしまっても基本的に問題はありませんが、早く脱毛を完了したいからといって短い間隔で施術を受けることは避けなければなりません。なぜなら、施術を受けてから然るべき間隔を空けるのは、何も毛周期だけが理由というわけではないからです。医療レーザー脱毛は高い出力で肌にレーザーを照射します。それは肌に負担を与えることでもあります。間隔を空けずに施術を受けることは、毛周期の観点から脱毛の効果が得られないだけでなく、肌に強い負担を与えることにもつながってしまいます。また、体調が悪い状態でレーザーを当てると、肌の状態も悪化してしまう恐れがあります。医療レーザー脱毛は毛周期と自分の体調を考慮し、適度な間隔を空けながら施術を受けるのが何よりも望ましいのです。施術の期間や通う間隔の目安を参考にし、計画的に脱毛を行っていくことを心がけましょう。毛周期やそのときの体調などには個人差がありますから、医療レーザー脱毛を受けるにあたっては、まずはカウンセリングを受けてしっかりと相談することがおすすめです。医療レーザー脱毛に期間が必要な理由
医療レーザー脱毛にかかる期間の目安
脱毛箇所によって期間は変わってくる
通う間隔はどれくらいが適切?
目安に応じて脱毛の予定を立てよう