VIOラインってどこのこと？

VIOラインとはデリケートゾーン周辺に生える毛のことです。

VIOとはそれぞれのアンダーヘアの形をアルファベットで表したものです。

VIOは主に脱毛のときに使われる専門用語であり、それ以外では使われる機会はないかもしれません。

「V」はおへその下周辺にあるビキニラインのことで、逆三角形をしているのが特徴です。「I」は股の間に生える毛で、縦に長く生えていることからIラインと呼ばれます。また、「O」は肛門周りの毛のことで、肛門周辺に円状に生えることからOラインと名付けられています。

VIOラインはまた、エステサロンやクリニックによってはハイジニーナという名前が使われることもあります。ハイジニーナとはhygiene（衛生学／衛生状態）という英単語に由来する言葉です。VIOラインは自分ではうまく見ることができないため、自分で毛の処理をするのが難しい箇所です。VIOはとてもデリケートな部分で、痛みに対して敏感なため、毛を抜くとかなりの痛みを感じます。したがって、VIOラインの自己処理方法として一般的なのはカミソリ処理といえるでしょう。

しかし、自分ではよく見えない部分にカミソリを使うと、VIOライン周辺を傷つけてしまう原因となるので注意が必要です。シェーバーはより安全性が高いですが、剃った後の毛がチクチクとデリケートゾーンにあたり、かゆみをもたらすこともあります。VIOラインの毛の処理は自分で行うことが難しいため、専門家の元で脱毛を行うことをおすすめします。

VIOラインは女性にとってとても大切な部分に生えている毛なので、後悔のない処理方法を選択することが重要です。

Vラインの特徴と範囲は？

アンダーヘアの逆三角形のエリアであるVラインは、VIOの中でも唯一自分自身でも見やすい箇所に生えている毛です。

Vラインの大きさは、個人差があるものの大体おへその下から股と太ももの付け根あたりまで広範囲にわたります。

Vラインは自分でも視認しやすい部分にあるため、下着をつけたときに毛がはみ出してしまうことに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。Vラインは毛が生えている範囲が広いため、さまざまな形に毛をデザインすることが可能です。人気のデザインはナチュラルやトライアングル、トライアングルミニと呼ばれるもので、Vラインが持つ逆三角形の形をできるだけ生かした形です。ナチュラルはVラインの毛を脱毛していると周りに知られずに済みますし、トライアングルやトライアングルミニでは下着やビキニから毛がはみ出ることを防ぐことができます。

このように、Vラインを脱毛する場合は毛を全て脱毛するのではなく、Vの字をより鋭角にするように全体的に細くすることが多いです。こうすることで下着をつけたときにも毛がはみ出ず、温泉などで裸になったときにも人に見せて恥ずかしくない形ができ上がります。

ただし、必ずしもVラインの形を生かしたデザインにするだけではなく、残す毛をさまざまな形にすることが可能です。

例えば、卵型のオーバルやIラインと呼ばれる細長い長方形の形も人気があります。逆に、脱毛で後悔しやすいデザインには、Vラインを全て処理してツルツルにしてしまうことや、細身のIラインなどが挙げられます。エステサロンやクリニックで脱毛をすると、毛が再び生えてこなくなることが珍しくありません。生えている毛を生えてこなくさせることは可能ですが、生えてこなくなった毛を再び生えさせることはほとんど不可能です。

人の目にもっともつきやすいVラインだからこそ、どのような形にするのかは施術前にきちんと考える必要があります。

Iラインってどこの部分？特徴と範囲

Iラインは小陰唇の両サイド側に生えている毛で、デリケートな女性器を守る役割を果たしています。

ただ、Iラインは女性器を守る一方で、陰毛があると生理中のときにムレやすく、おりものなども付着しやすいため衛生的ではないというデメリットもあわせ持っています。Iラインを脱毛処理することでニオイが軽減されるため、女性器周辺にニオイのトラブルを抱えている人にもおすすめです。

Iラインを脱毛する際には気をつけておきたいことがあります。

それは、Iラインを全て完璧に処理してしまうと、正面から見たときに割れ目の部分がはっきり見えてしまう恐れがあるということです。割れ目を隠しているのはIラインの毛であるため、割れ目が目立たないようにするためには、多少Iラインを残す必要があるでしょう。Iラインの脱毛後に後悔する人は少なからずいるため、どのくらい毛を減らすかこちらもよく考えてから施術を行うことが重要です。

Iラインでは太ももの付け根あたりまで広がっている毛を主に処理し、女性器付近のものを残すなど工夫をしてみてください。また、Iラインを多少残すことで、Iラインの役割のひとつでもある女性器を守るという機能を失わせずに済みます。Iラインに全く毛がないと下着の繊維やゴミなどが直接デリケートゾーンに付着し、女性器周辺のトラブルの引き金になる危険性もあることを忘れないようにしましょう。

Oラインの特徴は？範囲はどこ？

Oラインとは肛門周りに生えている毛のことです。

Oラインに関しては、全ての毛をツルツルに処理しても大きな問題は発生しません。とても体が柔らかい人ではない限りOラインを自分で見るのは大変難しいので、Oラインにはどのくらい毛が生えているのかよくわからないという人は多いことでしょう。Oラインの毛深さは人それぞれですが、触ってみると意外とふさふさしているのがわかるかもしれません。Oラインにたくさん毛があると衛生的ではなく、Tバックなどの細身の下着を身につけたときに毛がはみ出てしまう恐れがあります。Oラインは自分で処理するのが特に困難な箇所なので、専門家に脱毛をしてもらうのが毛を処理するための最適な方法です。

Oラインの脱毛をする際に知っておきたいことは、痔がある場合には施術を受けることができないという点です。

痔は肛門周辺の皮膚や粘膜にトラブルを抱えている状態なので、脱毛の施術を行うことでより症状を悪化させる危険があります。どのような痔の種類であれ施術は断られてしまうため、Oラインの脱毛を考えているのなら、まずは痔の治療を行うことが先決です。ちなみに、VIOラインの処理は生理中でも断られることがほとんどです。これは衛生的に問題があるとともに、整理中はホルモンバランスの影響で肌が敏感になっていることが多く、施術に際してトラブルが起きやすいからです。

脱毛は毛周期に合わせて行われるため、次回の予約を数カ月先に入れることが普通です。

もしも生理と重なってしまった場合はできるだけ速やかに連絡を入れて、別の日に振り替えられないか相談してください。

また、脱毛の施術前には毛は剃っておくものですが、Oラインは自分で剃ることが難しく、無理に剃ると肌を傷つけてしまうリスクがあります。そのため、自分で剃るのではなくシェービングもOラインを施術する担当者にお願いすることをおすすめします。

エステサロンやクリニックによってはシェービングの依頼を受け付けていないところもあるため、こちらも事前に確認しておくことが重要です。

VIOラインの毛の形や量にこだわろう

見た目からも衛生という観点からも、VIOラインを脱毛したいという人は多くいます。

女性器周辺というデリケートな部分を脱毛する際には、信頼の置けるところで施術を行うことが大切です。

脱毛にはさまざまな方法がありますが、クリニックで医師免許を持つ医師によって行われる医療レーザー脱毛は、VIOラインの脱毛で何かトラブルが発生したときでもすぐに対処してくれるため安心です。

また、エステサロンで行われる光脱毛は減毛が目的なのに対し、医療レーザー脱毛は永久脱毛なので、VラインやIラインの一部およびOラインをツルツルにしたい人にも適しているでしょう。

下着から毛がはみ出る悩みから解放されておしゃれを思いっきり楽しむためにも、VIOラインの脱毛をぜひ検討してみてください。