医療レーザー脱毛をするなら考えるべき!副作用とリスクのすべて
2019.03.07
医療レーザー脱毛とは、毛の黒いメラニン色素にレーザーを照射して毛乳頭を破壊することで脱毛する方法です。そのため、施術後は毛根周辺の皮膚に軽い炎症が生じることがあります。炎症によりヒリヒリしたり、かさぶたができてしまうこともあるかもしれません。特にもともと皮膚のバリア機能が弱い人や敏感肌の人は反応が強く出てしまいがちです。とはいえ、これは正常な反応で、数時間から数日経過すれば自然と治ります。赤みがひどく出た場合は外用薬や保湿剤で症状を和らげる処置をすることもあります。また、毛嚢炎も医療レーザー脱毛の副作用として考えられる症状の1つです。皮膚の中にある毛包がブドウ球菌や連鎖球菌などに感染して炎症が起こり、小さなニキビのような斑点ができる症状です。毛質が太いワキやVIOラインの脱毛、もともと皮脂腺の多い背中や胸の脱毛でできやすくなります。特に普段からニキビが出やすい体質の人は注意が必要です。医療レーザー脱毛を受けた後に一時的に見られることがありますが、清潔にしていれば1週間から2週間程度で自然に治ってきます。ただし、数日経過しても症状に改善が見られない場合は専門医に相談して、薬を処方してもらいましょう。火傷も医療レーザー脱毛による副作用です。肌がレーザーに対して過剰反応することで、軽い火傷のような症状が見られることがあります。クリニックでは火傷防止のためにレーザーの強さを調整したり、肌を保護するジェルを塗ったりして対処しますが、リスクが全くないわけではありません。肌質や毛の状態によって火傷の反応が出やすいことがありますので注意が必要です。一方で、医療レーザー脱毛には憶測でさまざまな副作用が広まっていますが、その中には実は心配しなくてもよいこともあります。例えば、医療レーザーは皮膚ガンの原因になるのではないかと考える人もいますが、脱毛に使うレーザーは赤外線に近いもので、皮膚ガンの原因となる紫外線ではありません。間違った知識で永久脱毛をあきらめてしまう前に、副作用について心配なことがあれば専門医に相談して正確な知識を身に付けておくことが大切です。 医療レーザー脱毛を受けて以前より汗の量が多くなったと感じる人がいます。以前はそれほど気にならなったのに、服にシミができるほど汗が多くなったという人もいるようです。せっかく脱毛をしても、今度はワキ汗が気になるようでは夏を快適に過ごせないですよね。実際、医療レーザー脱毛は汗の量が多くなる原因となるのでしょうか。実は汗が多くなったと感じる原因はムダ毛がなくなったことにより、汗が流れ落ちるようになったからです。もともとムダ毛には少量ながらも汗を吸収して蒸発させるという働きがあり、ムダ毛がなくなって吸収されなくなった汗が肌をつたって流れてくるのです。また、脱毛が完了した後でも毛穴は開いたままになっています。毛穴が引き締まるまでは、ある程度の期間が必要です。さらに毛穴が開いた状態になっていると垢が詰まりやすく、それが汗腺を刺激して汗の量が一時的に増えることもあります。汗の量が異常に増えたと感じる場合は、精神的な異常発汗という可能性も考えられます。人は緊張すると、汗の量が多くなるものです。脱毛によりワキに意識が向いてしまうことが原因で、汗の量が多くなったとも考えられます。ただし、それは精神的な緊張により汗をかいたことが原因で、医療レーザー脱毛の副作用によるものではありません。ただ、実際に汗が多くなったと感じたら対策が必要です。精神的なことが原因で発汗が多くなった場合は、あまりワキに意識が向かないようにして緊張をほぐすことを心がけましょう。臭いも汗が気になる原因の1つです。体臭がきつくなるコーヒーや香辛料などの刺激物、肉類、乳製品などはほどほどにしましょう。逆に乳酸菌が含まれる食品には体臭を抑える効果が期待できます。そのため、ヨーグルトやみそなど乳酸菌が多く含まれる食品がおすすめです。体臭を抑えることによって、汗の臭いも気にならなくなり多汗の改善にもつながります。 医療レーザー脱毛で失敗したという例はゼロではありません。ネット上ではさまざまな失敗例が報告されています。そのうち、火傷をしたという口コミが多いのが実情です。医療レーザー脱毛は効果の高い脱毛方法ですが、皮膚にレーザーをあてるため出力の調整を間違えると火傷の原因となります。また、皮膚の状態によって火傷の反応が強く出ることもあります。火傷の程度によって炎症がひどい場合は、薬で処置をしてもらいましょう。また、人によっては施術中に痛みを感じることもあるようです。痛みの感じ方には個人差があり、ほとんど痛みを感じなかったという人もいれば、輪ゴムをはじいた程度の痛みを感じたという人もいます。脱毛箇所によっても痛みの感じ方が変わってくるようです。特にワキやデリケートゾーンは痛みを感じやすくなります。さらに、火傷や痛みなどのトラブルのほか、照射漏れという失敗例もあるのが現状です。照射漏れとはレーザー脱毛の光がムダ毛箇所に当たらずに残ってしまうことをいいます。一部分だけムダ毛が残ってしまうという失敗例です。医療レーザー脱毛で失敗しないためには事前の相談と情報収集が大事。また、自分の肌質をしっかりと把握しておくことも必要です。炎症や痛みに対しては事前に医師に相談することで防ぐことができます。最近では、脱毛と同時に冷却ガスを噴射して、痛みや炎症を抑える脱毛器もあります。照射漏れについては技術の向上とともに少なくなってきてはいますが、少なからずあるというのも事実です。照射漏れがあった場合に備えて、再度対応してもらえるようなサービスがあるかどうか事前に確認しましょう。失敗例はあるものの、現在では医療レーザー脱毛の技術レベルが上がり、症例数も増えているため、火傷のような失敗はほとんど報告されていません。医療レーザー脱毛の安全性がより高まり、安心して受けられる脱毛法といえます。 副作用やトラブルを避けるためにできることは、施術を受ける側にもあります。まず、日焼けをしないということです。医療レーザー脱毛は毛のメラニン色素に反応して毛根を破壊します。もし皮膚が日焼けして黒くなっていると、ムダ毛以外の部分にも反応してしまいます。そのため、黒い皮膚ではどうしても出力を弱くしなければなりません。出力が弱いと脱毛効果も薄れてしまいます。医療レーザー脱毛を受けるときは、できるだけ肌が白い状態で受けることが肝心です。また、乾燥しがちな肌は施術による炎症を引き起こす原因となります。施術後はもちろんのこと、普段から保湿をして乾燥しないように心がけることが必要です。永久脱毛の状態にするためには、最短でも2カ月から3カ月ごとに8回以上の施術が必要といわれています。施術を開始してから1年以上かかるのです。そのため、脱毛期間は特に保湿に気を付ける必要があります。脱毛した箇所は常に清潔に保つことも大切です。皮膚の炎症や毛嚢炎は、脱毛で敏感になっている肌に起こりやすくなります。肌トラブルを防ぐためにはアフターケアが欠かせません。ただし、施術後はできるだけ脱毛箇所を冷やす必要があるため、お風呂やサウナは控えて温めのシャワーでやさしく汚れを洗い流すようにしましょう。 「副作用があるから医療レーザー脱毛はこわい」と考えるのは残念なことです。なぜなら、医療レーザー脱毛には他の脱毛方法にはないさまざまなメリットがあるからです。1つは永久脱毛の効果が認められているということ。医療レーザー脱毛は永久脱毛ができる唯一の脱毛方法なのです。他の脱毛方法に比べて短期間で済むというメリットもあります。また、副作用があるとはいえ、医療機関が行う脱毛なら安心度が違います。何かトラブルがあっても対処してもらえるからです。不安なく施術を受けるためには事前に説明を受け、保湿や日焼けなど自分でできるトラブル対策も忘れてはいけません。きちんと対処することで理想的な脱毛が実現できるのです。医療レーザー脱毛に副作用はある?
副作用で汗が多くなるのは?
医療レーザー脱毛の失敗はある?
副作用やトラブルを避けるためにできること
きちんと対処すれば大丈夫!