脱毛の仕組みを徹底解説!毛周期との関係を紹介 | コラム | 医療レーザー脱毛・美容皮膚科のアリシアクリニック

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昨今ではたくさんの人が、美容皮膚科や脱毛クリニックで医療レーザー脱毛を受けています。脱毛はお金がかかりますが、完了してしまえば自分でムダ毛を処理する手間がかからないうえ、毛抜きやカミソリで肌を傷つける心配もありません。しかし、中にはせっかく脱毛を受けたにも関わらず、効果が実感できずがっかりしてしまったという人もいます。ただし、効果がなかったのは必ずしも施設やスタッフのせいとは言いきれません。脱毛の効果には個人差があり、納得のいく仕上がりになるまで何回か施術を受けなければいけません。しかし、1回で終わるものと勘違いしたまま脱毛を始めてしまう人もいるのです。お金や時間を無駄にしないためにも、脱毛について基本的な知識を身につけておく必要があります。そこで、毛の構造や毛が生えるメカニズム、医療レーザー脱毛の仕組みなどを紹介します。

まず毛が生えてくる仕組みって?

髪や顔、手足など全身に毛は生えています。しかし、どの部分でも体毛の構造や生えてくるメカニズムは同じです。体毛は大きく分けると、皮膚の表面に露出している毛幹と、皮膚の内部に埋まっている毛根の2つの部分があります。毛を剃ってもまた生えてくるのは、毛根が皮膚の表面まで伸びて毛幹となるためです。皮膚には、毛幹が露出するための毛孔という穴が無数にあいています。これがいわゆる毛穴と呼ばれる部分です。毛根は毛包という組織に覆われており、皮脂腺とつながっています。皮脂腺から生み出される皮脂は毛孔から皮膚の表面までにじみ出て、髪や皮膚をつややかに保ち、乾燥などのダメージから保護してくれているのです。さらに、毛根の根元には毛球と呼ばれる部分があります。毛球とは丸く膨らんでおり、毛乳頭や毛母細胞など、毛を作るための組織が存在します。毛乳頭とは毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞へ運ぶ役割を果たしています。毛母細胞は毛乳頭から送られる栄養をもとに細胞分裂を繰り返し、新しい毛をどんどん生成していくのです。毛が生えてこないようにするためには、毛母細胞を破壊し、新しい毛が生成されないようにする必要があります。

脱毛に欠かせない毛周期って何?

効果的に脱毛をするためには、自分の毛周期を把握しておく必要があります。毛周期とは古い毛が抜けて、新しい毛へと生え変わるサイクルのことです。毛周期には成長期、退行期、休止期の3つの期間があり、成長期から退行期、退行期から休止期、休止期から成長期へと常に移り変わっているのです。成長期とは、体毛が成長する期間です。毛母細胞の細胞分裂が活発になり、新しい毛を生成します。毛根で成長した毛は、毛孔から皮膚の表面まで伸び、毛幹となるのです。その後も毛母細胞は細胞分裂を続け、毛幹はどんどん伸びていきます。退行期に入ると、成長した毛は毛乳頭から離れてしまいます。栄養を吸収できなくなった毛はそれ以上成長することなく、ふとした拍子に抜け落ちてしまうのです。毛が抜け落ちた毛孔からは、再び新しい毛が生えてきます。しかし、すぐに毛が生成されるわけではありません。しばらく毛がない状態が続きます。これが休止期です。休止期が終わると再び成長期に入り、毛母細胞の働きが活発になります。ちなみに、毛周期が1周するまでの期間は、毛の生える部分により異なります。1~2カ月ほどで生え変わる箇所もあれば、それ以上の時間をかけて生え変わる箇所もあります。さらに、年齢や性別、体質によっても違いがあり、脱毛の効果に個人差があるのもこのためです。

脱毛が一度で終わらないのは毛周期が原因!

ネットで脱毛に関する口コミや体験談を調べると、効果が感じられなかったという意見がたびたび見られます。しかし、これは決して脱毛を受けても意味がないという意味ではありません。実は、エステサロンの光脱毛や、美容皮膚科の医療レーザー脱毛は、期間をあけて何度か施術を繰り返す必要があります。これは脱毛機の不具合や打ち漏らしが原因ではなく、脱毛機のシステムと毛周期の関係により起こる現象です。毛周期は毛の1本1本によって違います。同じ箇所に生えていても、成長期、退行期、休止期の体毛が混在しているのです。光脱毛や医療レーザー脱毛は、成長期の毛にしか効果を発揮しません。退行期または休止期に入っている毛にはダメージを与えられないので、施術を受けた後も、しばらくするとまた毛が生えてきます。すべての毛にまんべんなくダメージを与えるためには、前回施術を受けたときに退行期、休止期に入っていた体毛が成長期に入るころ、再び施術を行う必要があるのです。しかし、早く脱毛を終わらせたいからといって、あまりにも早いペースで施術を受けても意味がありません。前回の施術から次の施術まで、少なくとも2〜3カ月ほど間隔をあけないと、毛周期が変わっていない可能性が高いです。また、短期間に何度も施術を行うと、体毛だけでなく皮膚までダメージを受けてしまうおそれがあります。脱毛する範囲や毛の濃さによって違いはありますが、ある程度納得のいく仕上がりになるまで、およそ1年はかかると考えましょう。ただし、ニードル脱毛は毛周期に関係なく、1回で毛母細胞を焼き切ることができるため、繰り返し施術を受ける必要はありません。ニードル脱毛とは毛孔に針を挿入し、電気を流すことで毛母細胞にダメージを与える脱毛方法です。1980年代ごろまで、脱毛といえばニードル脱毛が主流でした。しかし、体毛を1本1本処理しなくてはならないため時間がかかるうえ、強い痛みを伴うため、現在ではニードル脱毛を採用しているところは限られています。しかし、何度も施術をする必要がなく、脱毛効果が高いというメリットがあるのも事実です。確実に永久脱毛するために、あえてニードル脱毛を選ぶ人もいます。

医療レーザーの脱毛の仕組みは?

脱毛には光脱毛や医療レーザー脱毛、ニードル脱毛など、いくつかの種類があります。このうち、医療レーザー脱毛は、美容皮膚科などの医療機関でしか受けることができません。医療レーザー脱毛とは、レーザーを照射することで毛にダメージを与える脱毛方法です。レーザーの光は黒い色、すなわち体毛に含まれるメラニン色素に反応します。照射したレーザーは体毛に吸収されたあと発熱し、毛母細胞や毛乳頭など毛を生成するもととなる細胞を破壊します。そうすると、体毛に栄養が行かなくなるため、現在生えている毛はすぐに抜けてしまいます。さらに、新しい毛が生えてくることもありません。ちなみに、レーザーはワキやスネ、VIOゾーンなどのメラニン量の多い毛には反応しますが、顔や手のうぶ毛など、メラニン量の少ない毛を処理するには不向きです。ただし、脱毛機にもいくつか種類があり、うぶ毛の処理に適した機器を導入している医療機関もあります。うぶ毛を処理したい人は、事前に医師やスタッフに相談しておくことをおすすめします。また、レーザーを照射する際は、個人差はあるものの多少の痛みを感じます。しかし、レーザーはメラニン色素のある部分にしか吸収されないので、基本的に皮膚を傷つける心配はありません。人によっては施術直後に肌がヒリヒリとしたり、軽いやけどのような状態になったりする場合がありますが、あくまで一時的なものです。よく冷やせばおさまってくるので、落ち着いてアフターケアをしましょう。医療レーザー脱毛の効果を十分に引き出すために、いくつか注意したいポイントがあります。脱毛をする前に、脱毛したい箇所のムダ毛を自分で処理しなければいけません。しかし、家庭用の脱毛機や毛抜きを使って毛をまるごと抜いてしまうと、レーザーが反応せず、効果が半減してしまうおそれがあります。伸びている部分だけをカミソリで処理し、毛根の部分は残しておくようにしましょう。また、日焼けをしていると、皮膚の表面でレーザーが分散してしまい、体毛に十分なダメージを与えられないことがあります。レーザー脱毛を受ける際はなるべく日焼けをしないよう、念入りに紫外線対策を行いましょう。

仕組みを理解した上で医療レーザー脱毛を受けよう

医療レーザー脱毛は光脱毛よりも効果が高いと言われています。しかし、ある程度毛量を減らすためには何度か施術を受けなければいけないという点は、医療レーザーも光脱毛も同じです。仕組みを理解していないまま脱毛を受けると、予想以上のお金と時間がかかってしまったという事態になりかねません。脱毛に関する知識があれば、脱毛が完了するまでにかかる期間やおおまかな施術回数を自分で予想できます。自分に合った医療機関を選んだり、予算を立てたりする際の目安にもなります。効果的に脱毛を行うためにも、基本的な知識をしっかりと身につけておいて損はありません。ただし、料金や予約のシステムは施設によって異なるので、事前に問い合わせるか、施術前のカウンセリングでよく話を聞いておきましょう。

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